北欧生活研究所

2005年より北欧在住。北欧の生活・子育て・人間関係,デザイン諸々について考えています.

デンマークの観光指南

デンマークの美術館:Moesgaard Museum Vol.2

Moesgaard Museum(モースゴー美術館)に行ってきた。オーフス(Aarhus)南に位置するモースゴー美術館は、建築も環境も素晴らしく、展示も今までがっかりさせられたことがない。よっぽど優秀な学芸員がキュレーションしているんだろうか。 一般的には、デンマー…

未来の図書館の姿:オスロ中央図書館(Diechman Bjørvika Library branch)

オスロ図書館:Deichman Bjørvika Library branch は、2020年に開館した新しいオスロの図書館だ。ビョルビカ(Bjørvika)地区に立地し、オスロ中央駅やオスロ・オペラハウス:Oslo Opera Houseに隣接するロケーションの良い場所にある。他の北欧の新図書館におと…

レジスタンス・ミュージアムに行ってきた

レジスタンスミュージアム「戦争は白黒で判断できるものではない」 コペンハーゲンでも有名な観光名所、カステレットの横に、「Freedom Museum」がある。デンマークがナチスドイツに占領されていた1940-1945年の間の抵抗運動の軌跡を記録している美術館だ。2…

コロナ禍のレミセ公園に行ってみた

新聞の記事で、去年の秋頃にAmager(アマー)にあるレミセ公園に新しい巨人が登場したことを知った。この「おしゃぶりトロール(Suttetrolden)と名付けられた巨人は、すでにコペンハーゲンエリアにある廃材トロール作品の最新版だ。アーティストのThomas Dambo…

ノルウェーÅlesundに行ってきた

音楽がトリガーとなってその曲をよく聴いていた時のことを思い出したり、景色から昔の思い出が蘇ってくることがある。今回、ちょっとした縁に恵まれて仕事でノルウェーに行ってきたのだが、ちょっとした感傷に浸って感動的な旅になった。

デンマークの美術館: Moesgaard Museum

Moesgaard Museum | The first immigrants 環境関連のウェブサイトを見ていたら、聞いたことのない美術館建物がグリーンで素晴らしいと絶賛されていた。ちょっと気になっていたんだけれども、しばらくの間、忘れていて、でもひょんな事から関心がさらに深ま…

デンマークのオタクたち

夏になるとイベント盛りだくさんのデンマークだが、特に暖かくなってくるPinse(聖霊降臨祭:復活祭後の第7日曜日)の時期から夏にかけてデンマークのオタクたちの祭典が数多く開かれる。 ヴァイキングの祭典「中世のマーケット / Middelalder Marked 」は、一…

メトロKgs Nytorvのインスタレーション

朝、Kgs Nytorv駅を利用したところ、照明が落とされ、ホームの扉脇にUrban Forestと書かれたポスターが貼られていた。森の中での生活のように少し暗くして瞑想させたいのか?などと思っていたが、午後、再度Kgs Nytov駅を利用したときにコトが判明。薄暗く照…

ヴァイキングの時代

大航海時代(The Great Navigation)の15世紀後半から17世紀にかけたその時代は、日本の江戸時代に当たる。(ちなみに、大航海時代という固有名詞は英語になく、Age of Discoveryや、Age of Explorationなどといわれる。大航海時代のほうがロマンがあると、私は…

デンマークのフォークダンス

ヨーロッパには、14-16世紀のフランス、イタリアで隆盛したルネサンスダンスや、17-18世紀のフランスやイギリスで流行したバロックダンスと呼ばれる社交ダンスがあった。似たような社交ダンスが、ランシェ(Les lancier)と呼ばれ、デンマークの高校(ギムナジ…

シャルロッテンルンドの美術館: Ordrupgaard

Ordrupgaard(オードロップゴー)は、シャルロッテンルンドCharlottenlundという豪奢な住宅街にある美術館。自然豊かなエリアで、コペンハーゲン中心部から電車で15分程だが、郊外に位置する。既に街の雰囲気から、のんびりと自然が溢れ、郊外の雰囲気になる。…

デンマークネタ

不思議な、面白いデンマークネタを見つけたので、備忘録として記録。一つ目 菜食ダイエットの利点は、第一次世界大戦中、デンマークが封鎖されている機関に認められました。そのとき、肉などの食糧が国外から入らず、デンマーク人は穀物、野菜、果物、蜂蜜と…

ディナーat Countryside hotel

素敵なスコーネレストランリンクを発見。さらに、その素敵なレストランで、すてきなカントリーサイドホテルの冊子を発見。追記: 2010年度版はこちら。マルメ生活がもっと楽しくなりそう。 隠れ家Tomarpでのディナー スコーネの東端、ネーサムにサマーハウス…

コペンハーゲン市美術館

コペンハーゲン市美術館という何とも観光客が行かなさそうな美術館に行ってきました。大体コペンハーゲンに滞在する人は、2-3日いればいい方だから、Tivoliや人魚姫、ショッピングなんかが優先されて、コペンハーゲン市の美術館にまで足を伸ばさないんだろう…

Scandinavia Air スカンジナビア・エア

飛行機に乗るときの楽しみの一つ機内雑誌。 その中でも好きなのが、クルーやパーサー達の「現地での過ごし方」指南。最近見たSASの機内誌では、パイロットが質問に答えていました。その名も、SAS Crew Guide。海外に良く行っている代表であるパイロット達に…

で、一体いつまで夏休みなの?

一般的にスカンジナビアの夏休みは、7月だと聞いた。学生は7月中はお休み。で、大学を含め、学校が始まるのは8月という。日本的発想で考えると、7月31日まで夏休みで、8月1日から仕事・学校が開始。一般的に職場が静かになるのは、お盆の一週間。しかし、こ…

デンマークの海底美術館、ルイジアナ美術館

夏になると、スカンジナビアの一日は、長くなる。日照時間が長いから、夕方になってもまだ日が高くて、部屋のなかでじっとしているのがもったいなく思える。デンマーク/スウェーデンの人は、遅くまで働くということがないとはいえ、大体、退社時間は4時半か…

移民局で働く人

アメリカ人は、とても仲良くなりやすくて、逆にヨーロッパ人は親しくなりにくい、という話をよく聞いたりします。そんな傾向はあるのかもしれないけれど、このステレオタイプを破ってしまうデンマーク、スウェーデン人に会ってしまいました。2週間にわたった…

デンマークでのお茶のお稽古

本日は特別編、お茶のお稽古です。何で特別?かと言うと、今回は、我がグループで初めての畳でのお稽古だから。 場所は、東海大学ヨーロッパ学術センター。Vedbækという海岸沿いにあり、建物からは、海が美しく見えます。デンマークの高級住宅地の中の一角。…

スプーンおばさん発見!

私何を隠そう、小さな頃は、童話大好き、本ばかり読んでいました。もちろん、アニメも大好き。空想の世界に浸っていたのかな...。指輪物語、ナルニア王国物語、ゲド戦記、アンデルセンやグリム童話も大好きでした。日曜日のハウス劇場でやっていたアニメや、…

凍る風

ブリザードのような霙(みぞれ)で、朝、橋を渡る時に通常であれば、100kmが制限速度のØresund橋(ウアソン橋)が、制限速度50km。気温は、3度だけれど、風が強くて、頭にささる(気がする)。こちらの人に言わせると、今の時期の雪は、さすがにスカンジナビアでも…

サマーハウス

日本人が軽井沢に別荘を持ちたいと(かつて)思っていたように、デンマーク人はサマーハウスを持ちたいと思うみたい。特別裕福層というわけではなくても、サマーハウスを持っている人たちは沢山います。理由は色々とあるけれど、 1) 夏休みが長い 2) 一カ所に…

ハーフマラソン完走

なんと、ハーフマラソン走破してきました。ハーフマラソン2回目にして初の完走という快挙。2時間10分15でした。前回は2003年の京都ハーフマラソン。体調不良で、走った京都は、10km地点で敢えなく回収されてしまいました。(今回のマラソンは、スウェーデンと…

スウェーデンでスキー

スウェーデンでスキー。というと、すばらしい雪山、果てしなく広がる銀世界...を想像するかもしれませんが、私達が行ったところは、Malmo(マルメ)から車で1時間の、Vallasen。 Webを見るととても素敵な場所のようですが、とても小さなスキー場です。いえ、そ…

イマドキの結婚式

最近アメリカ時代の友人の結婚式がありました。彼女アリアナはカタルニア(スペインだけれど「私はカタルニア人です!」とカタルニア出身者は言う)出身で、彼はコロンビア出身のファンカルロス君。アリアナはずっと結婚式は、カタルニアでと言っていたけれど…

デンマークのオーガニックライフ

70年代に、ヒッピー文化が盛んだったスカンジナビア諸国では、その頃から、オーガニックや自然回帰の傾向が高まっていました。自然を大切に、なるべく自然な生活をしよう、なるべく自然な食品を取ろう...などなど。現在でも、自然賛美やオーガニックフード嗜…

まるでハワイブランチ、カールスバーグ・グリプトテック

今日は盛りだくさんの一日。旦那のお母様お薦めの Cafe Glytoteketに行っていとこちゃんとブランチしてきました。これは、Glypteketとよばれる、美術館の一角にあるカフェで、Winter Gardenと呼ばれる(冬にでも庭を楽しめるという事か?)スペースの片隅にあ…

Black Berryを摘みにいく

はるばると,Malmoから5時間かけて,再びやってきましたVenoe. Venoeは,鉄道の最終駅Struerから,フェリーで2分の小さな島.夏は観光客でにぎわう,しかし,静かな小さな島. ここでの生活は,まるで古き良き時代に戻ったかのよう.野生のベリーを摘んでき…

コペンハーゲンからの小旅行

Copenhagenから空港よりも逆側にある街,Dragorは,都心に近いにも関わらず,田舎の風情が漂う,コペンハーゲン近郊でも古い街の一つ.茅葺き屋根の家や,細い路地,家の玄関の前のひと枝のバラ,黄色い壁,どれも昔ながらの風情を漂わせています. 街は,海…