北欧生活研究所

北欧在住11年。北欧の生活・子育て・人間関係,デザイン諸々について考えています.

幸せの国デンマーク

自転車ハイウェイ用のアプリを使ってみた

とある記事で5月2日にコペンハーゲン首都圏エリアの13市にまたがる5ルート115Kmのスーパー・ハイウェイ(高速道路)が開通したことが報道されていた(関連記事自転車用高速道路がある国 デンマークの「人を幸せにする仕組み」4 | NEXT MEDIA "Japan In-depth"…

合意形成型政治

政治に関しては、多少なりとも興味はあったのだけれども、ど素人であった私が、デンマークに来て政治に関心を持ったのには理由がある。中でも、デンマークの政治は透明性が高く、またプロセスが明確でとてもわかりやすいという点は、非常に大きい。 最近、事…

デンマークの郵便事情

年末年始に郵便を出そうと思ったら郵便ポストの投入口が施錠されていた。どうやら新年のお祭り騒ぎで郵便ポストが破壊されることがよくあったからということだけれども、クリスマス後から1月1日にかけて郵便ポストは使えず、配達物は郵便局に届けに行かない…

コペンハーゲンで盗難にあう

北欧に住んではや12年。周囲の被害を折に触れ聞きながらも自分自身は一度も窃盗・すりにあったことがことがなかった。正確には、スリとお話ししたことはあるのだけれども(その話はまた別の機会に)、実際にカードや身の回りのものを無くしたことはなく、話を…

修復師という仕事

デンマークには修復師という仕事がある。デンマークに昔から残る絵画やお屋敷の壁や美術品、美術館に保存され知恵る副葬品などの修復を一手に引き受ける。修復師になるには、高校卒業後修復師の学校(王立デザインスクールの一部門)で5年の教育課程を経る必…

子供は実験素材ではない

デンマークは課題先進国とよく言われる。様々な社会的実験が行われているし、新しい試みも次々とみられる。アジャイルは、デンマークのお家芸とでも言えるだろう。 子供に関する先進的取り組みも多々みられる。デンマークにおいて養子はもはやタブーではなく…

デンマークの教育は「自分探し」の旅

過去数カ月にわたり、デンマークの教育とイノベーションの関係を模索していた。デンマーク人は創造的だと言われることが多いし、没頭してとてつもない飛躍を遂げたり、少し外れたアイディアを一生懸命追求し身を結ぶことも多いように見受けられる。面白いこ…

lost in translation

海外で生活していると、時折、社会文化背景の違いや認識の違い、価値観の相違によって、深〜い勘違いをすることがある。このlost in translationは、11年目を迎えた現在でも、その存在を忘れた頃にやってきて私を脅かしてくれる。時には、取り返しのつかない…

外国人の私が意識調査を依頼される時

自宅に着いたらオルボー大学から封書が届いていた。オルボー大学とは今まで何も関係がなく、何が起こったのかと封書を開けてみると、同封されていたのは、とある社会学?の教授からのレターと日本語とデンマーク語2通のアンケート用紙だった。このアンケート…

物語を紡ぐ

デンマークに来たばかりのころ、情報システムのデザインの文脈でストーリーテリングやら、物語性といった言葉をよく聞いて、関連性が分からず混乱した覚えがある。システムの話をしているのに、なぜ文系的な物語なんだ?なぜ、ストーリに組み込む必要がある…

親が無償で社会貢献することについて

先日、娘の学校で社会貢献デーがあり、最終日がチャリティランだった。大人も子供も75クローネ均一で、収益金は赤十字を通してシリア難民に渡される予定だ。この10日間、娘は朝8時から2時までの短縮時間で、しかも時には10時から14時までという、働いてい…

冬にデンマークの幸福度を上げているもの

晴天の続くコペンハーゲンだけれど、冬は確実に近づいている。早朝は、手袋したい気分だ。北欧の冬は、快適な過ごし方を知れば、皆が恐れるほど悪いものでもない。そのうちの一つは、暖炉。この時代、完全クローズ型(暖房機能はあるけれど、木が燃えているの…

デンマークから紙幣やコインが消える?!

9月15日のデンマーク日刊経済紙ボアセン(Børsen)の見開きで「決済システムが現金を墓場に葬る(Betalings-apps vil sende kontanter i graven)」と題した記事が掲載されていた。 この記事、デンマークで利用が急速に伸びているモバイルペイなどの少額決済市場…

どこまで人を信じられるか

幸せの評価軸はなんだろうと、デンマークにいると考える機会が多い。一般的なデンマーク人は幸せ感じていると言われるけれど、私は彼らと人生を取り替えたいと思うわけではないし、彼らが幸せなのを喜ばしいとは思うけれど、やはり自分の軸とは異なるようだ…

1日何時間働いてますか?

デンマークの1日の労働時間は、フルタイムであれば、7.5時間。一週間で37時間ときまってる。だからこそ仕事量も、15時間かかるタスクは、1人が2日でこなす量などと算出される。 最近、デンマーク統計局の発表で、デンマーク人は実際は週間平均31時間労働であ…

デンマークの高級車事情

私が北欧に移り住んだ10年前から比べ,現在大きく変わったことが幾つもある.そのうちの一つは,車事情だ.10年前は,明らかに車の数が少なく,街を走る車も「ここは東ドイツか?」という類の古く,煤けている車ばかりだった.これが首都を走る車か?!と驚…

デンマークの統計が面白い

デンマーク統計局が出している統計白書Statistical Yearbook2014が6月に発行された.面白い統計の一つが,全離婚の半数が結婚後10年以内に見られるというもの.3から7年の離婚率が最も高いとされている.この時期って子供を持つ時期とかぶっている.特に一番…

近藤大使の離任

2008年からデンマークで日本大使を務めていた近藤誠一大使が、文化庁長官に起用されることになったとのニュースが日経新聞や朝日新聞で報道された。近藤大使がデンマークを離れてしまうのは残念だけれど、日本の国家的な文化戦略の今後に期待です。

人間中心デザインのデンマークIT

最近は、日本でもデンマークのIT利用が注目されているのだろうか。いくつか興味深い記事があったので、メモ代わりに記しておきたい。 国際大学GlOCOMの研究員猪狩 典子氏による「ICT利用先進国デンマーク」という連載が6月2日から始まっている。現在は、全7…

外国人へのデンマーク語教育

日本で友人に会うと、デンマークでは何語が話されているんだっけ?と聞かれることが多い。一度、東京の大学でプレゼンをしたことがあったのだけれど、何語を話しているのでしょう?という私の質問に、「ドイツ語でしたっけ?」「オランダ語ですか?」と一見…

幸せな国デンマーク

「幸せな国デンマーク」という言葉を最近よく聞く。確かに幸せなことも沢山あるんだけれど、1,000人あたりの犯罪発生率を調査した統計で、デンマークは4位だった(日本は、34位)。もちろん単に犯罪といっても幅広く、凶悪犯罪かどうかということも関係してく…

デンマーク女性の不満

「暮らしやすい国、男女平等、子育て支援が整っている」なんて言葉が、「デンマーク」と一緒についてくる昨今ですが、デンマーク女性も、男女平等、ワークライフバランスなどには、ほとほと悩んでいる様子。比較では、「整っている」といえたとしても、その…

春パッケージ2.0

3月1日、デンマークの2009年税制改革の全容が合意されました。現政権とデンマーク国民党の閣外協力で、過半数に達したため合意に至ったというもので、野党の反対を押し切った形になります。焦点となり新聞などでも騒がれているのは、中間税の全廃や基本税率…

農業一般

[公的機関] The Ministry of Food, Agriculture and Fisheries (D, E): デンマーク食糧・農業・漁業相 [団体] Danish Agricultural Council(E):リンクが詳しい デンマーク有機食品関連 [公的機関] ICROFS;the International Centre for Research in Organic …

デンマーク政党リスト

2007年現在、自由党保守党による少数右派連立政権。Dansk Folkepartiが閣外協力 参照: デンマーク閣僚リスト(2007) Venstre(V) / Danmarks Liberale Party/ 自由党 Det Konservative Folkeparti (C) / Conservatives / 保守党 DanskFolkeparti(DF)/ Denmarks…

デンマークの選挙制度

中選挙区と比例代表制を併用。有権者は選挙区の個人または政党に投票し、個人票は政党得票数として計算される。 議会は一院制で、179議席。政党得票数に比例して議席配分がなされ、個人票は候補者の党内リストの順位に影響を与える。135議席が国全体の選挙区…

デンマークの税制度

参照:SKAT 税務局用語 bundskat基本税 mellemskat 中間税 topskat 最高税 kommuneskat sundhedsbidrag beskæftigelsesfradrag / employment deduction/ 労働者控除 年度毎の控除で、労働し、労働市場貢献金を支払う者に与えられる。最大で7500クローネ。30…

デンマーク閣僚リスト 2007.9.14

首相Statsministerアナス・フォ・ラスムセンAnders Fogh Rasmussen, V 経済・産業相Økonomi- og erhvervsminister ベント・ベンセン¤Bendt Bendtsen, K 財務相Finansministerトア・ペダーセンThor Pedersen, V 外務相Udenrigsministerペア・スティ・ミュラー…

デンマークのFlexicurity関連本

「健全な市場社会」への戦略―カナダ型を目指して by 八代 尚宏 カナダと日本の比較により、構造改革をどのように進めていくかを解く。筆者に寄ると目指すべきはカナダ型。 女性の社会進出について触れている章があるのだが、女性が働きながら子育てをする事…

政治的取り決め- シェンゲン協定

ヨーロッパ各国において、共通の出入国管理政策及び国境システムを可能にする取り決め2007年9月現在の施行国 イギリス・アイルランドを除く1995年EU加盟国+アイスランド・ノルウェーの15カ国 オーストリア、フランス、ドイツ、イタリア、ベルギー、オランダ…

デンマークのワーク・ライフバランス

日本の厚生労働省が、労働経済の分析として、ワーク・ライフバランスと雇用システムというレポートを提出した。ワークライフバランスは、デンマークでもよく議論されている。最近では、family work balance委員会が、提案レポートを出したりしている。厚生労…

デンマークとドイツを結ぶ橋

デンマーク・コペンハーゲンとドイツ・ハンブルクをつなぐ橋の計画が、デンマーク・ドイツ間で、合意された。着工は2011年、完成は、2018年とのことだが、これで、スカンジナビアと中央ヨーロッパを結ぶラインが出来上がる。デンマークがほぼ全ての費用を負…

EU圏内の移民 Mobile European

統一経済、通貨の統一などから、EUの国境が薄れるに伴い、EU圏内での市民の移動が増加傾向にある。しかし、異なる社会システムを持つために、移動には多くの障害が伴う。EU内のmobile Europena対象に移動時の負担をなくすための情報システム構築が進められた…

In love and War

1月27日にHenrik Saxgrenのスカンジナビア移民に関する本が発売されるそうです。タイトルは,In Love and War.移民が多いスカンジナビアでは,問題が沢山あります。移民がなぜこれほど多く発生したのか。110人もの移民へのインタビューを行ったこの本で、そ…