デンマーク人の平均体温とパン作りの関係
デンマーク人の奥様と一緒にパンを作ってみました。
以前パン作りに失敗した私。それ以来、ちょっとパン作りから遠ざかっていました。でも、手作りのパンの焼きたてをあのほおばる感覚はどうしても忘れがたく、今回教えを請う事になったのです。
今回作ったのは、ギリシャのパン。小麦粉、全粒粉、ヨーグルト、水、油、イーストが材料。
1. イースト50%(1パック)を細かくして、熱くもなく冷たくもないお湯(つまり体温と同じぐらい)を1dlボールに入れてよく混ぜる。
こんな具合かしら?と聞く私に、「え?冷たいよ。」というデンマーク人の奥様。ちょっと温かいかな、と思う具合に水を注ぎ、今度はどうかしら?と聞いてみる。「うーん。冷たいよ?!」と同じことを言う奥様。いえいえ、ちょっと温かいのだけれど...と思いつつ、もっと温かくしてみる。「冷たい...」
じゃあ、体温のお湯作ってみてよ、という私に示してくれた、「温かくも冷たくもないお湯」は、確実に温かい。
デンマーク人の体温が、日本人より一度ほど高い事を忘れていた。
しかし待てよ。パンは、ヨーロッパから来ている。もし、皆が、体温ぐらいの温度がイーストを活性化させるのにちょうどいいと思っていたら、ヨーロッパの人はパンを作る時に37度ぐらいのお湯を使うだろうし、日本人は35-36度のお湯を使うだろう。これって日本人がパンを作る時の根本的な誤りになるんじゃないか?