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北欧生活研究所

北欧在住11年。北欧の生活・子育て・人間関係,デザイン諸々について考えています.

スカンジナビアの出生率

北欧の社会の今

たまたま日経新聞を読む機会があって、眼にとまった記事。日本の低い出生率に関するもの。

どうやら、デンマークスウェーデン出生率は、日本のように平均初婚年齢(27歳)が上昇しているにも関わらず、高いという。国の社会の仕組みには、それほど触れられずに、「スカンジナビア=高い出生率」というのは、誤解を招くように思う。

実際には、少し記事でも触れられていたけれど、デンマークスウェーデンにおいては、出生率と初婚年齢を同時に考えるのは、どう考えても非現実的。結婚しなくても、子供がいる人は沢山いるし、それが倫理的に許されないという国ではない。逆に、子供もいないのに結婚するの?!とか、聞いてくる人もいる。常識の違いというのは恐ろしい。注:もちろん同棲も普通だし、だいたい数年一緒に住んでから、結婚するというのが常識のよう。

確かに、この国では、仕事をしながら、子供を産み育てる環境は、整っていると思う。注: 逆に、女性で子供がいても仕事をしなくてはならないから、専業主婦希望の女性には向かない国かも。

しかしだな...、ムスリムの夫婦には、大抵5人ぐらい子供がいる。出生率が増加していると言っても、純粋デンマークスウェーデン人の人口は、特に増えていないんじゃないんだろうか。(デンマークは知らないが)スウェーデンでは、人種に寄る差別はしない事になっているから、統計として、 Turkish Swedishなのか、Asian Swedishなのか、といった人種別の結果は出ないらしい(あってる?Sayakaちゃん?)。実際にムスリムの子供が多いのか、純粋スウェーデン人の子供が上昇しているのか、わからないってこと。ムスリムは、子供を持つ事が法律的に支援されているかどうかに関わらず、沢山子供を持つんじゃないかな。

日本が、どうやったら出生率を向上させることが出来るのか、スカンジナビアの社会体制に参考になる点は沢山あると思うけれど、それをすぐに日本に移植する事は不可能だろうな。