北欧生活研究所

2005年より北欧在住。北欧の生活・子育て・人間関係,デザイン諸々について考えています.

コペンハーゲンっ子に人気のメイヤーズ・デリMeyers Deli

jensens2007-02-04クラウス・マイヤーClaus Meyerというガストロノミー・エンタープレニュアを自称するデンマーク男が提供するデリ、マイヤーズ・デリMeyers Deliデンマーク女性が目をハートにして釘づけになるという甘いマスク(各女性の主観によるものと思われる)の持ち主で、料理レシピや料理本、様々なデリ、チョコレート販売やカフェなどを手がける。料理界の寵児(自称)であり、デンマークを食の先進国として世界的に売り出したいらしい。

デンマークコペンハーゲンに二つあるデパートの一つKgs. Nytorv のマガジンMagasinの地階に、Meyers Deliがオープンしたというニュースが、新聞や雑誌をにぎわせた。覗いてみたら、Magasin地階のカフェは、お洒落な男女がデートしたり、一人カフェしたりする素敵な空間になっていた。このMeyers Deliは、2005年にフレデリックス・ベアにオープンした店舗を皮切りに、食にまつわる様々な試みをしている。持ち帰りフードいわゆる中食がほとんど無いデリ砂漠デンマークなので、「もって帰って温めて食べられる」というデリを提供するMeyers Deliは、前々から気になっていた。評判もいいようだし、こんな雨の日は買って帰って夕食手抜きで済ませたい。そんなわけで、夕飯パッケージAftensmadと書かれた箱(60クローネ、1000円ほど)を二つ買って帰宅。

ルンルンと、テーブルセットをして、パン(別売り)を用意して、オーブンで温めること数分。食べてみてびっくり。まずい....。一つは、ミートボールのカレー風味boller i karry。もう一つはモロッコ風ラムの煮込みTagine af lam。不味い。何が不味いって、説明できないぐらい不味い。Boller i karryは、塩っ辛すぎだし、なによりもカレーが不味い。Tagine af lamは、これ本当にラム(?)という歯ざわりで、オリーブが微妙に柔らかく非常に悪影響を及ぼしてる。確かに、モロッコ風らしくレーズンやアプリコットが入っているんだけれど...お腹すいていたけれど、全部食べられません。

デンマークには確かにおいしい食材はあるのだけれど、デンマーク・グルメでも書いたように、「デンマークは食の先進国か」と、仮に問われたら、私は「NO」と言うと思う。このMeyers Deliが高評価されている理由が私には全くわからなかった。期待が大きかっただけに、この不味さに怒り心頭というよりも悲しくなった。