北欧生活研究所

2005年より北欧在住。北欧の生活・子育て・人間関係,デザイン諸々について考えています.

スウェーデン歯医者デビューしました。

こちらに引っ越して来てもうしばらく経つし、生活の環境も整って来たのだけれど、それでも全て整った!とは言い難い状況です。その理由の一つが「私の歯医者」がいない事。

私は歯医者にとってもお世話になっている。矯正をした事も理由の一つだけれど、父方も母方も歯が弱くて、一年に一度、誕生日のチェック、だけではどうも心もとない。小さい頃は、歯にそれほどこだわってなかったのだけれど、高校時代に尊敬する先輩(女性)が、「好きな男性のタイプ:白いシャツが似合う歯の白い人」と言っていた時に、歯が綺麗なのって重要なんだと思ったのがきっかけで、ちょっと気にするようになった。だいぶ治療の痕がある私の歯は、理想の歯とはほど遠いけれど、綺麗な歯を持ちたいなと思ったのもその時で、その頃から、やわい自分の歯との戦いが始まったのでした。治療の数知れず、抜いた歯の数知れず...という事で、新しく歯科医に行く時にはいつも緊張します。ここの歯がなくて...、顎関節症気味で口を大きく開けにくい...などと細かく説明しなくてはならないから。一方私の彼は、「歯を削った(治療した)事がない」というぐらいの、強い歯を持っていて、私の「私の歯医者」を持つニーズを理解してくれない。

10年間歯医者に行っていないという彼を「それはまずいでしょ」、と脅して、マルメでの歯医者さん探し(もちろんオンラインで)。デンマークでは、2倍3倍と言われる歯科治療も、スウェーデンでは安いらしい、という噂をいつも聞いていたから、彼もそれほどいやがらずに、二人で勇んでいきました。

Gustav Adolf広場に面した素敵な歯科医院。階段を上って、ちょっと一息。入り口を入ると、左手に受付、第一印象は清潔感の漂う素敵な空間。待合室も広くて合格。雑誌(スウェーデン語のみだけれど)と、アート本も沢山。着くとすぐに、初診のチェック(アレルギーはないか、血液の病気はないかなど)。ホームページからの予約は、うまく動いていないのよ、といわれて、早速予約がきちんと取れてなかった事が判明。でも、通してくれました。

初診チェックがすむと、私が先に、直ぐに隣の診察室に通されました。部屋に入ってびっくり。Hejと手を差し出して来たのは、ホームページにのっていたお医者さんと違う!!ホームページにのっていたのは、優しそうな細身の初老の先生。目の前に立っているのは、白い歯の輝く長髪の若い先生。若い男の歯医者か?しかも長髪、医者に見えないぞ。と、なんだかすっかり動揺してしまって、一瞬声が出なかった小心物の私。

(ちなみにあとで、ホームページを見たらきちんとその若い紳士(?)も写真にのっていました。)

見てもらっている間に、なぜ、なぜ、綺麗な男の人が歯医者なのか?という疑問について、考えを巡らしていました。
今までの私が行っていた日本の歯科医は、おじいさんで、しかも20年近くお世話になっていたわけで。そのせいか、若い人、しかも見目の良い人(まぁ、主観ですが)が、歯科医をしているという事実がどうも理解出来なくて、頭が混乱してしまったようです。ステレオタイプの意見だけれど、天はニ物を与えず、恰好良い->ちゃらい。顔が良い->頭は??
恰好良い人が歯科医をやっている理由は?
1. スウェーデンでは、歯科医はハードルが高くない->治療してもらうのは危険
2. スウェーデンの平均が高い
3. 私の主観が間違っている
...

初日の歯科医体験は、大変満足したものでした。きちんと説明してくれるし、質問にも答えてくれる。
何回か治療に通う必要がありそうだけれど、これだったらいいかなー、と違うところで安心してしまったのでした。考えてみたら、歯の治療などは、基本的にはどの国でも一緒。とりあえず、第一印象はとても良く、今後の治療に期待です。ただ、日本に比べると、やはり治療費は高くつきそう。歯のお掃除で(初診料なども入っているのだろうけれど)、600SEKかかりました。

ちなみに、行った場所は、Ett+Ett Tand & Munhälsan.
住所 Gustaf Adolfs Torg 8b
http://www.tandhalsan.se/index.html

もし、他にマルメ近郊でお薦めの歯科医情報あったら教えてください。