北欧生活研究所

2005年より北欧在住。北欧の生活・子育て・人間関係,デザイン諸々について考えています.

コペンハーゲン市美術館

コペンハーゲン市美術館という何とも観光客が行かなさそうな美術館に行ってきました。大体コペンハーゲンに滞在する人は、2-3日いればいい方だから、Tivoliや人魚姫、ショッピングなんかが優先されて、コペンハーゲン市の美術館にまで足を伸ばさないんだろうな。観光客が使う(らしい)、コペンハーゲンカードで鑑賞出来る場所のようだったので、ちょっと興味があるって時間に余裕がある人は行ってみるのがいいでしょう。しかし、全体的に、どうも一貫性が感じられず、どうしようもなく展示しているという印象が否めない。美術館は、イギリスの美術館に行くのがお勧めです。

なにはともあれ、コペンハーゲンに来て、コペンハーゲン市について知りたいという人には、やはりお勧め、と言えない事もありません。展示品としては、特に目新しいものはないのだけれど、街の歴史が概観出来るのはよろしい。二階にあるダンスフロアもが意見からは想像出来ない華やかさで、思わず踊りたくなる程。

また、そのちょっと廃れた感は、とてもいい感じ。特別展示やキルケゴールの生涯の展示は、非常に驚かされる。
キルケゴールは、小さな隅に指輪が少々と写真が飾られているだけ...。
特別展示は二つ。一つは、地下下水道。歴史的変遷と、いかにヘドロを回収していたか...。水質がいかに良くなっていったか。もう一つは、コスモポリタンコペンハーゲン市民の生と死。イスラム、仏教、キリスト教ユダヤ教の誕生の祝い方と葬儀の方法について。


とってもお勧めです。