北欧生活研究所

2005年より北欧在住。北欧の生活・子育て・人間関係,デザイン諸々について考えています.

ガラスの王国小旅行

スウェーデンのヴァクショーからカルマーにかけての一帯は、ガラスの王国と呼ばれる、ガラス製造が盛んなエリア。
日本でもよく見るコスタボーダもこの辺りの工房3つによって制作されています。以前から、一度行ってみたいと思っていたのだけれど、今回、土日で小旅行に行く事に。

土曜日朝からしゃきっと動けるようにと、金曜日の夕方にヴァクショーに宿泊する事にしました。
スウェーデンは、もう既に夏の陽気。この数日で、20度前半の気温を記録。日陰は涼しいのだけれど、日差しが強いから日光に当たっていると、本当に暑い!おまけに、日照時間も極端に延びて来ているから、一日が長く感じられること、この上ないのです。

仕事から帰って来て、5時過ぎに出発しました。(5時に帰宅できるなんて、早過ぎって言わないでねー。この日は、連休の前の金曜日ということで、職場にはほとんど人がいなかったのです。働いている私たちは、逆にすばらしいぐらい。。。?) 近くのピザ屋さんで、ピザを買って、車を走らせながら夕食。なんだか、旅行!って感じがして、車の中でピザをほおばるのも悪くないものです。

天気もよくて、ドライブも快適。高速がずっと続いていたから、予想以上に早くヴァクショーに到着。到着したのは2時間後の7時ぐらい。荷物を部屋において、早速ヴァクショー探索。

あまり期待していなかったのだけれど、あまりのかわいらしい町並みにびっくり。私たちの宿泊したホテルは町の端にあり、閑静な住宅街を抜けて、街にでたのだけれど、その通りの家々が本当に可愛いのなんの。ちょうど季節も良かったんだと思うのだけれど、八重桜やユキヤナギ、チューリップがあちらこちらに咲き乱れていて、芝生も青々としていて、なんてきれいなの!って連発しながら、のんびり歩いて街に出ました。不思議な事に、家のフェンスなどが無くて、どうぞお入りください、とでも言うような開放的な雰囲気。整えられた庭に、かわいらしいオウチ。ヨーロッパ人がディズニーランドなどに熱狂しないのも、こんなかわいらしい景色が周りにあふれているからじゃないかな、って思ってみたりして。

街に到着して、一番高い建物。。。教会に向かってみました。尖塔がとても変わっていて、不思議なデザイン。教会の横には、ルーンストーンがあって、いつも通りに、強い関心を示す彼。平安時代と同じ時代だよねー、ってちょっと日本を誇りに思う一瞬。夕日が教会を照らしてとても素敵な風景でした。

街は、こじんまりとした可愛い雰囲気。夏の初めのこの時期は、皆笑顔で楽しそうで、街全体が浮き立っているみたい。すっかり、バケーションモードの彼は、早速「カフェでのんびり」を主張。食後のデザートと、お酒で、長い夏の夜を楽しむ事にしました。

半袖でも十分なくらいの気温。日が沈んだ後は、少し冷えて来たけれど、それでもホテルに帰るまでの15分ほどの道のりは、楽しいお散歩のひとときでした。