北欧生活研究所

2005年より北欧在住。北欧の生活・子育て・人間関係,デザイン諸々について考えています.

スカンジナビア大地の命の水

マルメから車を走らせること1時間半。カルマル同盟で有名な古都の近くにサマーハウスを持つDavidとAnnaを訪問しました。
DavidとAnnaは、毎日の生活を心底楽しんでいる素敵な夫婦。修復師のAnnaとアンティーク好きのDavidは、古いスウェーデンの家を修復するのに大忙し。家の目の前に広がる野球場ほどの庭は、これからの季節を楽しませてくれそうです。遊びにいくと、いつも新しい何かで楽しませてくれるのです。

フリーマーケットから帰ってきて、昼食時に出されたのは、一見普通のお水。でも飲んでみてびっくり。とても柔らかいのどごしで、後味がほんのり甘い。その正体、なんと、自家採集の白樺樹液天然水。

この季節の3-4週間のみ採集可能なこの白樺樹液天然水は、カリウムマグネシウム、ナトリウム、果糖に富んでおり、健康にも良いことが証明されているようです。美容健康水としてフィンランドでもよく飲まれているとか、フランスのセレブに飲まれているとか、ともかくも非常に稀少で、貴重なものらしいのです。

スウェーデンでは、最近のオーガニックブームのため注目を浴びつつあるようで、水ばかりでなく、ワインや、シャーベット、医薬品などに使われているとのこと。私としては、Nordic KoivuSavBjorksavの白樺ワインに非常に惹かれます。システムボラーゲッ(スウェーデンでは、酒類は国営の販売所でしか購入できない。しかも、税金高く高額)のためか、どうやら、デンマークで売られることが多いようで。デンマークでぜひとも試したい一品です。