北欧生活研究所

2005年より北欧在住。北欧の生活・子育て・人間関係,デザイン諸々について考えています.

メトロKgs Nytorvのインスタレーション

朝、Kgs Nytorv駅を利用したところ、照明が落とされ、ホームの扉脇にUrban Forestと書かれたポスターが貼られていた。森の中での生活のように少し暗くして瞑想させたいのか?などと思っていたが、午後、再度Kgs Nytov駅を利用したときにコトが判明。

薄暗く照明が落とされた駅の壁が巨大スクリーンとなりダンサーの映像が映し出されている。もともとの天井の高い建築構造、幻想的な雰囲気を醸し出す音響効果もあいまって、地下の洞窟に入り込み、ちょっとした非日常感覚を味わうことができる。

その後、Google チェックしてみたら、どうやらデンマーク人学生二人組みのインスタレーションであることが判明。コペンハーゲンコムーネのUrban Forest紹介によると、どうやら17日火曜日から22日日曜日まで楽しむことができるらしい。

そもそもUrban forestという言葉自体は、都会に緑をもってこよう、環境を改善しようという活動を指すらしいが、今回のUrban Forestもその考えに基づき、現在の殺伐とした都市環境(コペンハーゲンは、東京と比較するとそれほど殺伐としていないのだけれど)に一石を投じようとしているものといえる。

今回のコペンハーゲンファッションウィークやUrban forestなど、街をキャンバスにしたアートは、日常生活の中で味わえるアートとして非常に興味深いものがある。日常生活の質の向上は、こんなところから生まれてくるのかもしれない。

The reframing initiative