北欧生活研究所

2005年より北欧在住。北欧の生活・子育て・人間関係,デザイン諸々について考えています.

ビックブラザー

f:id:jensens:20180311051228j:imageちょっとほっこりした夕食後に、旦那がさりげなく言った。最近、2回ぐらいスピード違反チケット取られているんだよね。さりげなく言って来たから、さりげなく「750 DKKぐらい?」と聞いたら、「いや、1,000DKK」との返事。その後間髪入れずに、スピード違反としては、少ない方なんだけれどね。とさりげなく自分で自分をフォローしている。自分も特に駐車違反で違反切符はかなり取られているので、人のことは言えないから、それ以上深掘りするのはやめておこうと思ったのだが、まだまだ続ける旦那。そのあとの話の展開にかなり考えさせられている。

 どうやら、旦那の違反切符は、その瞬間に警官に捕まってもらったのではなくて、後から公共関連のメールとして(eBoksに)送られてきたものらしい。どうやら、最近コペンハーゲンエリアでは、速度チェッカー(?)があちこちに設置され始めていて、〇〇ストリートエリアで速度超過をしましたよ、と自動連絡(というか自動違反キップ発行)が来るのだ。電車だろうが、車だろうが、違反チケットを踏み倒すことはまず不可能なデンマークなので(例えば車のナンバープレートは登録されているので、どこの誰の車が違反したかわかる。どこの誰は、どんな家族構成で、どこに住んでいてとかも簡単にわかる透明社会)、逃げることは考えないほうがいい。

今でも、社会正義を貫こうとするペースメーカー(制限速度通りに走る車)は、かなり多いデンマークだけれど、そのうち道路には本当に制限速度通りに走る車だけの道路になるんだろうか。あ、その前に自動運転車で制限速度が守られるか。