北欧生活研究所

北欧在住13年。北欧の生活・子育て・人間関係,デザイン諸々について考えています.

デンマークの市民プール

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デンマークの各都市にはその地域の室内市民プールがある。プールだけではなくて市民運動センターや体育館として室内競技ができるかなり広いエリアがある場合もある。アクセスもしやすいし、利用可能時間も長い。我が家の近くは、週に2回夜の22:00まで、週に2回夜の20:00時まで空いている(KildeskovshallenのHP)。デンマークとしては、かなり頑張っている。

 冬が寒くて長いデンマークは、よく考えて見るまでもなく室内でのアクティビティが充実していなくてはならないんだろう。スポーツ施設も老若男女が活用している。プールで言えば、例えば毎週同じ時間にいるおばあちゃまやビジネスマン風の人、ガツガツ泳ぐ若者たち。毎回会うおばあちゃまは、長年の習慣にしているんだろう、淡々と1時間ほど泳いでいる。

デンマークに住むことになったら是非とも体験してもらいたいのがこの公営プールだ。別にすごい設備があるわけでもないが(素敵なスパや長い滑り台がある場所もあるけれども)、市民生活に根付いているがゆえに、そのライフスタイルの一貫が垣間見れる場所だと考えるからだ。

デンマークでプールを使い始めた頃は、驚愕の連続だった。なぜって?簡単な一例を挙げよう。日本人の私はこう考えていた。欧州人は、公共の温泉に裸で入る(水着を着ない)日本人に対し、裸で公共風呂に入るなんて理解しがたいっ、と考えている、のだと。日本人の私の常識は、「いやーそりゃ、風呂で水着は着られないよ」、と思うものの、公共浴場はもちろんプールでも、一旦服を脱いだら日本人女性たるもの体を晒さないようにタオルで押さえつつ服や水着を脱着するし(一応隠す)、裸になったらタオルで前を隠して脱衣所を行き来するものである、というもの。

脱衣所で素っ裸になって、裸でシャワールームまで行き(正味20秒ほどだけれど)、シャワーを浴びて清潔にしてから水着を着るのがデンマークのお作法だということを知って、そして、恥じらいもなく生まれたままの姿で堂々とあちらこちらを歩き回る女性たちを見て(女性エリアを、だけれども)、あぁ文化って奥深いなと思わされたのである。