北欧生活研究所

2005年より北欧在住。北欧の生活・子育て・人間関係,デザイン諸々について考えています.

長期化が想定される社会隔離生活に行動認知療法を取り入れるか...

Cows are released to the grass field first time after the winter.

2年前の今頃、牛の放牧を見に行った。幸せなデンマークの日常。

自分は大丈夫と思っていたんだけれども、最近結構、感情の起伏が最近激しく、身体にも支障をきたしている。腹痛が続いたり頭痛がしたり。そして、意味なく子供(ともちろん旦那)にもイライラしてしまう。悪いと思いつつ...。そして、やはり、「あぁ、もう私こんな隔離生活我慢できないっ」とか外に発散する人の方が精神には良く、自分は大丈夫と思っている人や内に秘めてしまっている人が一番危ないんだそうだ。

 荻上チキさんの4月15日放送「認知行動療法」を聴きながら、今まで控えていた今回の記録を取ろうと考え直した。特に誰かに見せるためとか、同情してもらうためというよりは、記録のため、および、隔離生活堪能してます風を装わない人の様子も時には重要かと思った次第。

子供の学校が先週15日水曜日に再開した。学校が閉鎖され、オンライン授業に移行してから4週間ちょっと。オンライン授業が実施されているときも5年生の娘のデンマークの現地学校のクラスはとても良く動いていて、さすがオンライングループワークに慣れているな、と感心させられていた。すでに確か3年生ぐらいからオンラインの教材(Kahn Academyとか)やGoogle Driveを使って、教材や授業資料がデジタルで配布されたりしていたから、遠隔授業のベース(共有のデジタルフォルダーとか)がすでにあったワケだ。先生からの連絡も、平時よりイントラネットにログインして受け取っていたし、宿題は自分でGoogle Driveの先生が作成したスライドを閲覧して取り組んでいた。友達ともオンラインチャットしていたり、たまにFacetimeしたり。本人はもちろん大変だったと思うがそれなりに機能していたと思う。

娘はほとんど手がかからない一方、1年生の息子のクラスは大変だった。子供同士が話したいとなると、親が仲介する必要があるので、平日は、友人の親からSkype Callがきたり、Facetime callが来たり。ちょっと話はそれるけれども、近所の同い年ぐらいの子供が我が家に入り浸って、スナックを欲しがったり、走り回ったり騒ぎ始めて、それも頭痛のタネだった。相手の親は自宅で静かにホームオフィスしているかと思うと、密かに殺意を感じてしまっていた心の狭い私。いうまでもなく、親の勉強サポートも大変だった。タスクを不定期によこす担任の先生(せめて月曜日にまとめて渡すとか、当日の8時までには送るとかしてくれよ...)に苛立ち、結局、一人ではタスクができない息子とマンツーマンで配布されたプリントをこなす毎日が続いた。2週間過ぎたあたりから、たまに、オンラインで先生と顔合わせをして、(授業なんてできないから)和やかに団欒して終わるんだけれども、いやはや...。

4月15日水曜日に、子供の学校が始まった。デンマークでは5年生までは再開、6年生以上は5月まで延期なので、我が家は二人ともギリギリ学校に行く学年だ。娘は正直、家庭学習でもどうにかなるし、構わないと思う。それでも、学校で友達に会って、*Social Distancing!!*と叫びながらでも話せるのは、楽しそうだ。ただ、1年生の息子は(学校で何をやっているのかは不問)、皆と一緒に勉強ができるというのは、本人のモチベーションの面を考えても、自宅学習の限界を考えても、そして親の業務進行を考えても、助かった以外の言葉がない。

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