北欧生活研究所

2005年より北欧在住。北欧の生活・子育て・人間関係,デザイン諸々について考えています.

音声をあえてオンにする

この数日間、知り合いと話していて、確かにそうだと思わされたことがある。

Zoomなどの会合で、人数が多かったり、ハウリングが激しくうるさい場合を除き、基本、自分が話していない時も音声オフにしない方が良い、という点である。

講義を行っている間、発表などをするとき、90分とか結構長い間一方的に話し続けることがある。これって話し手からすると、すごく孤独に、そして不安になる。

普段の講義や発表は、相手の反応がある。ちょっとしたうなずきだったり、不満そうな顔つきだったり。咳をする人もいれば、ガタガタうるさい人もいる。静かにして欲しいと思うこともあるだろうが、実際に「完全に音のない世界」に入り込んでみると、静けさに吸い込まれそうになる。

自分の声だけ聞こえるんだが、あとは何も聞こえない。誰もいない世界に入り込んだみたいで、本当恐ろしい。ブラックホールに立つとそんな気分になるのかも。私の知り合いは、「一人にしないで〜」って叫びたい騒動に駆られるんだそうだ。

というわけで、音声オンを今後は時々実行しようと思う。