「The Wife」
以前、ブログを積極的に書いていた時、なんかの記事が目に止まった。「ブログを書く人は自己顕示欲が強い人である。」ブログを書くことでそう見られているのか。勝手にそう思っておけばいいじゃないかと思ったと同時に、自慢しているように見えるのかなと、少々考えさせられたりもした。しばらく、積極的に書けなくなっていた。
続きを読む誰の常識か?
(ノルウェーの常識は-23℃でもスキーを楽しむ。しつこい)
北欧に13年住む中で、日本とデンマークの常識の違いに驚かされることが多々ある。昔もあったけれども、13年経った今だってあるわけでこれはきっとなくならないんだろうなと思ってる。その常識(と常識の違い)は、国で分けられるものだけではなくて、男女間でも世代間でも東京と大阪の違いとかもある。個体間の違いもあるのかも。
そんなことを改めて考えていたのは、知り合いの方のブログ「質問の仕方 - はりねずみのもり」を読んだからなんだけれども、そこから色々と考えが広がっていった。「教えて君/ちゃん」
時間をとって会ったときにも、大した計画もない状態で雑談することを要求してきたり、挙げ句の果てには、自分の代わりに私の頭を使わせようとします。
は、その自分の態度を当然のものとして考えているのだろうか。そのような態度は彼らにとって常識=普通にやって良いこと、だったんだろうか?デンマークでだけではなくて、日本でも誰にでもそんな態度を取っているんだろうか?
一人は学生君。土曜日夕刻に電話連絡を受けて「コピーを100部なんですが、刷ってくれますよね?」と爽やかボイスで頼まれた。私が職場で無料でコピーできることを知っていたから?「今、旦那出張中なんだけれども、子供二人と一緒に1時間かけて車で職場まで行ってコピー100部取って、明日7:00時に(彼が個人的にやっているプロジェクト)会場まで持ってきてほしいってこと?」とわなわなしながら言ったら、「はい、そうです!お願いできるんですか?!僕もう、かなり出費かさんでいて」と爽やかに言われた。
一人は年上の男性。「今デンマークにいるんだよ、僕。デンマーク滞在中に会いたいんだけど。気楽な旅だからいつでもどこでもいいよ」と連絡を受けた。お世話になった人が繋いできた人だったので、どうにか都合をつけて時間と場所を指定したらそれは都合が悪いという。いや…でも子供迎えに行かないといけないし、週末は家族との時間なので不可、と言っても食い下がらない。「ビールでも一杯」(いや私特にビールいらないし…。)「IT大学見せて欲しい」(いやもう所属してないし週末は入れません)。挙げ句の果てに「私はわざわざ君に会いに来たのに」と最後は逆ギレされる始末(私に会いにとか初耳だし)。
いまだに思い出すだけで胃が痛くなるような、忘れられない「教えて君/ちゃん」「お願いね君/ちゃん」に対して、私なりの回答を見つけ出せているわけではなくて、ぜひ、人生の先輩たちと議論をしたいと思っている次第。
ちなみに、デンマークにも「教えて君/ちゃん」「お願いね君/ちゃん」はいるけれども、残念ながら日本のそれは、日本人同士という立場を悪用する人も多い。いつでもGive & Takeである必要があるわけではないけれど、"海外で日本人は助け合うの常識"的なよくわからない常識はやめてほしい。
デンマーク人の男子力
日本における女子力とは、みんなで飲み会に行った時にサラダを取り分けることができる人だったり、お酌する人ができる人だったり、「さしすせそ(さすがですね、知らなかった、すごい...)」が言える人だったり、極寒の冬でもいつでも唇はツヤツヤだったり、ささっとおつまみ作れたり、どんなに忙しくてもネイルの手入れが行き届いていたり...することだ。
デンマークの男子力とは...、料理ができる、子供と1-2週間サシで(奥さんなしで)過ごせる、テントと寝袋を家族分持って1週間野宿山体験を主導できる、セーリングができる、野菜づくりも得意、などだろうか。
私の限られた経験から言うと、これはおそらく、男子力=女性の中にある偶像では決してない。
そして、デンマークの女子力とは、極寒の冬でも雪が降っていてもミニスカートで自転車に乗れる、火をおこせる、極寒の冬でも2時間ぐらいは森歩きができる、森の中で用をたせる...。
「はましゃか」さんを知ったのは、どこでだったのかなんてとても覚えていないけれども、はましゃかさんの記事を読んで「女子力=男性の中にある偶像」をちょっと考えたので、備忘録として記録しておく。
デンマークの人形劇
(私がイメージした人形劇:阿寒湖愛努村落人形劇 - 阿寒湖アイヌコタン阿寒湖アイヌコタン)より
10歳の娘の友達のお母さんに誘われて人形劇を見に行くことになった。Kongens Haveというコペンハーゲンの街のど真ん中にある庭園にあるヘラクレスパビリオンで開催、と言われて屋外劇場か、とよく調べずに行ったら室内の公演でとりあえず安堵。Kongens Haveにはいくつか舞台があるのだが、寒空の中30分よくわからない子供の物語を震えながら見た記憶があり、それが強い思い出として残っていた。
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