北欧生活研究所

2005年より北欧在住。北欧の生活・子育て・人間関係,デザイン諸々について考えています.

昔のScandinavia人

一日暇ができたので,Kronborg Castleに半日旅行.Kronborg Castleは,Hamletの舞台として有名.また2000年11月にはUnesco世界遺産に指定されて,補修工事が着々と進んでいます.

昔からScandinavianは性に対してオープンだった?!

で, お城の見学中に気がついたこと.彫刻や,絵がなぜかすごくセクシーじゃない? はじめに気がついたのは,廊下におかれていたクローゼットの彫刻.あらかわいいこんなところに天使!と思ったら,その天使,羽を持つ豊かな胸,豊かな腰のライン.おへそもきちんと彫られている.ちょっと気に留めだしたらあちこちのモノが気になってきた.あっちの絵は,どこぞの有名なイタリア人画家の絵に似ているけれど,あら,みんなヌードでしかもカップル.こっちの絵は,皆さん食事中だけれど,カップルで座っている.このカップルはお取り込み中.あっちのカップルはキスの真っ最中.
そんなことを考えながら絵を見ていたので,突然後ろから話しかけられた時には飛び上がるほど驚いた.気にし過ぎなんだろうか...

タペストリーの謎

気を取り直して,もっとおおらかな気持ちでお城を見て回ることに.次に気になったのは,あちらこちらにかかっているタペストリー.Unesco世界遺産に指定されたので,タペストリーもプロの手による補修が始まっています.生地の間のホコリを払うのがいかに大変かと言う説明書きを読んだ後,ふと考えた.なんで,わざわざタペストリーなんてめんどくさい物を作ったの?壁を飾りたいなら絵を飾れば良い.領主の功績をたたえたいならば,モニュメントなどを作れば良い.景色を織り込み,領主の像を織り込み,ラテン語を織り込むのは非常に骨が折れる仕事に違いない.しかも,わざわざそんな重いものを壁にかけるのはなぜ?マスターキートンTaichi Hiragaに大いに影響を受けている私は,このタペストリーには謎が隠されているに違いないなんて思いを馳せていました.
で,ちょっと考えた.これはもしかしたらお城の室内の保温のためにあるのでは?石でできたお城は,かなり寒いことが予想されます.夏でもひんやりしている室内ですから.そこで昔の人は考えたに違いない.そうだ,部屋をカーペットで覆ってしまえ!

時間がある時に確かめよう.