北欧生活研究所

2005年より北欧在住。北欧の生活・子育て・人間関係,デザイン諸々について考えています.

六本木のダヴィンチ

流行ものはあえて追わない、ことにしているはずなのだけれど、つい気になって読んだダヴィンチコードにはまった。Itokoは、それでParisに飛んだけれど、私は、六本木ヒルズの美術館でやっているダヴィンチ展に行ってきました。そう、東京♪
最終日が明日12日だったので、最後のチャンスと思って、荷物を家においてから、その足で母と久しぶりの東京&六本木散策。
ダヴィンチが、実際に秘密組織にいたかどうか(「ダヴィンチコード」をお読みください)は別として、とても興味深い人だったことは確か。鏡文字で書いたノート(レスター手帳:一時期レスターさんが所有者だったためにこの名前がついた。今の所有者はマイクロソフトビルゲイツ)の拡大判が解説付きで展示、その他にもダヴィンチがデザインした機械の模型を見ることができたりと、とても良くできた展示でした。
面白かったのは、ダヴィンチのレスター手帳(本物)の展示。いえ、手帳が面白かったというより、展示の仕方が面白かった。とても古いものだから光にも弱いのでしょう。各ページがガラスで囲われたテーブルの上に載せてあって、ライトが短時間当てられて閲覧者はライトが当てられている時間だけ、書かれている記述や絵を確認することができます。もちろん暗闇で目を凝らしてもいいのだけれど、どうしても見難くなりますし。ライトが当てられているところを目指して、閲覧者が動く、動く。なんだか、美術館というより、「次にライトが当てられるところはどこ?」とクイズをしてる気分でした。
単に「絵」としてみるには、レスター手帳は面白いんだけれど、何しろ
1) イタリア語(?)である
2) 鏡文字である
3) たまにしかライトがあたらないから、ちょうど点灯してるテーブル目指して一つずつ見るのが大変
という訳で、私は、レスター手帳よりも、閲覧者の行動に目がいってしまいました。皆さん熱心に見ていたけれど、何を考えながら見ていたのかな...?!