北欧生活研究所

2005年より北欧在住。北欧の生活・子育て・人間関係,デザイン諸々について考えています.

古くからの友人Kent君。今現在35歳ですが、独り身独身貴族...。金曜日は、彼と旦那と3人でお食事になるのが最近のパターン。

デンマークスウェーデンでは、恋愛文化(?)華やかで、10大後半から同棲を始める人も多く、比較的早くに結婚する人が多い気がする。社会が結婚後の仕事支援や出産、子供を育てながらの仕事復帰にも協力的である事なども関係してくると思うのだけれど、30歳ぐらいには、身を固めている男の人が多いのには驚き。もちろん、独り身の中年男女はいることはいるのだけれど、離婚を経験していたり、子供がいたりする事が多々ある。

その中で、30歳過ぎて、独り身の人というのは、いることはいるのだけれど、日本やアメリカのように独身貴族という感じではない。というのも、社会が家族を支援する風潮が強いので、どうしても独身貴族組がマイノリティーのようになってしまう。東京やニューヨークのように、独り身の男性が、たむろうバーもそれほどなく、バーは、妙齢(10代後半〜20代)の女性男性ばかり。

その大切な時期にアメリカでPhDを取っていたKent君は、女性の友達がいるのか、いないのか。とりあえず、彼女は、いないから、金曜日暇なんだろうな。しかし、頭脳はピカ一だし、話もちょっとダークで面白いのに、研究者の性か、恋愛に時間を割く間もなく、ここまで来てしまったみたい。

デンマークは、家族を持つものには、良い国だけれど、独り身にはちょっと辛い国。新しい人に会うための30代用の場所も(アメリカ日本と比べると)それほどないし、70年代に盛んだった「共同生活」も、今では、下火のよう。いったい、どこで出会いを見つけるんだろう。

Kentは、今週、ドイツに1週間、1月にはフランスに2週間。ここまで、あちらこちらから、お呼びがかかる研究者ってそこまでいない。お得だと思うんだけれど、何がいけないんだろうか?