デンマークのKro(旅館のようなもの)やお城に泊まるが好き、という話をした事があるのだけれど、まだまだ本国での知名度は、小さい様子。デンマーク人の好きな方法は、今でもキャンプが一番な様子。まぁ、経済的だし、自然と一体になる感が良いんだろうな。というわけで、Kroやお城は今が狙い時じゃない?!って思います。
デンマークには、急激な経済的変化があった訳でもなく、ヨーロッパの中心から少し離れているということで、昔の美しい家やお城が沢山残されている。デンマークで車を1時間走らせ、更にそれらの道が、駅から離れた場所にあると、茅葺き屋根に、黄色の壁を残した美しい民家がまだまだ沢山残っている。つい最近、Frederiskværkに行った時に途中で通った道なんて、のどかな田園風景で、コトバにするとチープになってしまうけれど、まさしく心が洗われる感じ。
日本だと、美しい木造家屋も姿をほとんど消しているし、残っている茅葺き屋根の民家は白川郷のような一部の交通の便の極端に悪かった場所に限られるのだけれど、まだまだデンマークはイケます。
しかしながら、現在は、「残っている」というだけで、うまく、昔の美しい家や、お城が生かされてない状態らしい。確かにそれは感じる。Kroの情報を見てみても、面白みのないただ安いだけの場所がリストになっているだけだったり、お城も壁がハゲハゲだったり。ホテル産業同盟?のHORESTAが、外国人がKroや城に興味を持っている。もっと、充実させないと、今のみすぼらしい状態では、好機を逃してしまうよ、と述べていると本日付けのNyhedsavisenに小さい記事だけれど書かれていました。まさにその通り...。
日本もそうだったけれど、海外の人の目から見て素敵なモノでも、本国の人に取っては単に古ぼけたものにしか映らなかったりする。デンマークの人に、デンマークの昔からのものの良さを伝えていきたいな、気づかせたいなって思います。