北欧生活研究所

2005年より北欧在住。北欧の生活・子育て・人間関係,デザイン諸々について考えています.

夏になると食べるもの

最近、コペンハーゲンは暑い。多分、25度ぐらいに過ぎないのだけれど、日向の直射日光、夕方の日差しは肌にほんと、痛い。

こんな、真夏日(?)は、食欲もなくなるし、いつも食べているvienna brød(デニッシュ・ペストリー)なんかも食べたくならないのは本当不思議。でも、何も食べないと、スイッチが切れたように、気分が悪くなる。冷たいそうめんが、たべたいなー、なんて思っていたのだけれど、すでに東京の実家から直送されてきた美味しいそうめんは品切れ。

この間、彼の父親がコペンハーゲンでミーティングがあるというので、我が家に泊まっていたのだけれど、そのときに、ちょっと頑張って日本食作ったので、今日は、彼が夕食作り担当になりました。そうめんがないから...、ねた切れ。と思っていたから、余計に、彼担当でラッキー。

「暑いからアレにしよう。」といって、彼が作り始めたのは、ポテトサラダ。どうやら、デンマークでは、ポテトサラダは、夏の食べ物みたい。Venøの新じゃがを湯がいて、冷やし、それに、夏野菜を沢山加えて、絞ったレモン、ヨーグルトやらCrème fraîcheでつくったドレッシングをかけて出来上がり。確かに、クリーム系が沢山入っているのだけれど、(通常のデンマーク料理に比べたら)とってもさっぱり仕上がっています。

デザートに出てきたのは、これまたデンマーク夏名物のKoldskål(コルスコー、ってかんじかな)。kærnemælkとよばれるちょっと酸味のあるミルク(バターを作った後の残り物だそうだ。)に、卵黄、レモン、砂糖(、お好みで生クリーム)を加えて、良く冷やします。そこに、小さな丸ーいクッキーを砕いて加えて、できあがり。大きなボールに沢山作ったKoldskålも、なんだかスルスルお腹に入っていくから、結局二人で全部食べてしまいました。

初めて食べたときには、ミルク系材料たっぷりはいったデザートに、どこが夏の食べ物なの?って思っていたけれど、今は、なんだか大好きになっているみたい。

彼は、手作りこだわり派なので、自宅で作ったKoldskålでしたが、出来合いも売っています。カフェなんかではあまり見ないデンマークのおうち料理の一つなんじゃないかな。

ちなみに、今日のフリーペーパーMetroには、夏になに食べますか?というインタビュー記事が載っていました。(覚えている範囲での)回答は、BBQ、Koldskål、Samsøのじゃがいもを使ったポテトサラダ、スイカなどなど。あまりバリエーションないのだけれど、さすがKoldskålは、大人気。