北欧生活研究所

2005年より北欧在住。北欧の生活・子育て・人間関係,デザイン諸々について考えています.

アジア人の見分け方

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(写真はプール併設のカフェ。本文と全く関係なし)
最近娘が水泳にはまっていて、時折近所のスポーツセンターに泳ぎに行く。家族皆で行くこともあるし、娘と二人で行くこともある。3歳の息子が一緒の場合は、浅い子供用プールだ。子供用プールも何種類かあって一番浅いところは、数ヶ月のベイビーもお父さんお母さんに抱かれながら、ぷかぷか水の感覚を楽しんでいたりする。
その日は、早朝に行ったので、いつもは順番待ちもよくあるその一番浅いプールも、先にいたのは父と6ヶ月ほどの娘の親子だけだった。その小さなベイビーの可愛らしいこと。仮にその子をソフィーと呼ぶことにするが、思わず父親の目を盗んでソフィーに笑いかけたら、笑い返してくれたどころか、手を伸ばして抱っこを求めてきた。
さすがに、ここで抱いてあげるわけにもいかないだろうと、そっとソフィーから離れ息子や娘と遊んでいたのだが、何せ小さいプールだ、ことあるごとに気がつくと近くにいるし、ソフィーも私のそばに来ようとする。父親は何かをソフィーに言い聞かせたり、私たちから離れたりしていたのだけれども、つぎに偶然近くにいて、ソフィーが私に抱っこを求めてきたときに、苦笑いしながら決まり悪そうに、この子の母親は韓国人なんだ、と言った。
いくら母親が韓国人でも、母を間違えるか?と思ったりしていたんだけれども、ある書籍に書かれていたベイビー実験を思い出した。赤ん坊は、小さい頃は、猿山の猿も個体識別できるらしい。それがしばらくするとできなくなる。これは何を意味しているかというと、猿の識別に欠かせないなんらかの要素はいらない能力と判断されてアクティベートされなくなるのだそうだ。
もしかしたら、ソフィーの周りには、お母さんしかアジア人がいないのかもしれない。