前回、コペンハーゲン・レストラン・ランキング2017 - 北欧生活研究所の閲覧数が高かったことに気をよくして、今回は、コペンハーゲンのレストラン・ランキング多国籍料理編。なぜデンマークで敢えて?と皆が考えるだろうワールド・レストラン特集です。多くの場合、マイナー料理で、しかもデンマークでは格安である場合が多い。旅行で来る人は敢えて行かないだろうなと思いつつも、えぇ....、それでも、オススメなんです。
最近のマイブームは、エチオピア料理だ。世界的な料理が本格的に食べられると評判の日本で食べようと思ったら、なんと見つけられなかった。エチオピアレストラン自体は何軒かあるものの、基本の基本(だと思う)のインジェラを食べるのに3日前から予約が必要とか。食べたいと思った日に食べられないのはとてもストレスだ。ということで、(ほぼ)いつでもエチオピア料理が食べられるデンマーク万歳。
今の所2店舗好きな場所がある。ASMARA、Ma’ed。どちらも、お安く美味しく、おすすめである。
長年デンマークに住み、黒パンだってラクリスだって大好きになったけれども、やっぱり好きなのはアジア系の料理。安い、うまい、早...くはないけれども、中華料理Magasasaは、コペンハーゲンに4店舗あり、どこもおすすめ。特にタラのオイル煮は、これだけを食べに行くこともあるぐらい。
Thé á la Menthe(FB)は、モロッコ料理で、安い、うまい。。。そして早い。おしゃれなモロッコの内装で、きらきらクッションやアラビックな雰囲気たっぷりのお店だ。そして何よりも、スパイスの効いた各種料理やミントティーが癖になる。肉料理プレートでも添えられたたっぷり野菜は数種類が無造作にのせられたサラダで、満足するほど食べても後から胃もたれすることなし。
GURUレストランは、コペンハーゲン中央駅にほど近いインド料理のお店。インド人の知り合いにおいしい店を聞くと「自分の家で食べるインド料理」といわれることがほとんどなんだが、それでもあえてと尋ね続けて教えてもらったのがここGURU。安いインド料理屋が多いコペンハーゲンにおいて、かなり高めのプライスであることは否めない。ただ、安いインド料理屋の料理は何を食べても同じ味である一方で、GURUは、きちんとスパイスを使っていて、色々と食べ比べをしたときの満足度が全然違う。お店の雰囲気も良くちょっとした都会気分を味わえる。
日本料理屋として、私が行くのはほぼ東京レストランぐらい。この素材が入らない欧州の北に位置するデンマーク国において、涙ぐましいばかりの努力が感じられるすき焼きやしゃぶしゃぶなどおもてなし料理の数々。オーナーの人柄も手伝って、日本人の憩いの場、そしてデンマーク人の日本料理入門の場になっています。
〆はもちろん寿司、まちがってもSushi Barではない。あふれんばかりの大盛況のコペンハーゲンSushi業界において、私が唯一コペンハーゲンで行くお寿司屋さんは、セルフィッシュ・Selfish。シャリがおいしい、日本酒のセレクションが良い、そして、この食の砂漠地帯デンマークにあって、いろいろな場所から素晴らしいネタを取り寄せています。食べたくなったら、一人でも、もちろん行きます。