北欧生活研究所

2005年より北欧在住。北欧の生活・子育て・人間関係,デザイン諸々について考えています.

デンマークの福祉技術、日本のロボットに注目

最近、デンマークでは、事あるごとに「福祉技術(Welfare Technology)」の話が出てくるのは以前紹介したとおりだが(デンマークのウェルフェア・テクノロジー(Welfare Technology, 福祉技術)参照)、デンマークの日本産ロボットに向ける視線は熱い。私としては、着脱が難しいサイバーダインのロボットスーツよりも、テムザックのロボットが受け入れ易いのではないかと思っていたが、日本中のマスコミが今、テムザックに注目する理由を探る(上)という記事を見つけた。サイバーダインのロボットスーツは、確かに、近未来的でそそるのだけれど、実際の現場で利用されるには、まだ時期尚早といったところか。

記事にもあるように、デンマーク政府の老人支援策は「自立した老人」であるから、ニーズは高いだろう。現地メディアなどで孤独死などの話はあまり聞かないけれど、一人暮らしの老人のことを考えると、手足になってくれるロボットがもっと普及してほしいもの。デンマーク福祉に携わる日本人も沢山いるようなので、実際の現場でのロボット導入の話など、聞いてみたいものです。よろしくお願いします。