北欧生活研究所

2005年より北欧在住。北欧の生活・子育て・人間関係,デザイン諸々について考えています.

2021-01-01から1年間の記事一覧

レジスタンス・ミュージアムに行ってきた

レジスタンスミュージアム「戦争は白黒で判断できるものではない」 コペンハーゲンでも有名な観光名所、カステレットの横に、「Freedom Museum」がある。デンマークがナチスドイツに占領されていた1940-1945年の間の抵抗運動の軌跡を記録している美術館だ。2…

未来の図書館の姿:Copenhagen Central Library

Copenhagen Central Library(コペンハーゲン市中央図書館)は、1885年までその起源を遡ることができるコペンハーゲン市図書館群の中央図書館である。 1885年に6館2室(読書室)から始まったコペンハーゲンの図書館は、現在では、中央図書館および地域の20館から…

葬式や命日をする理由

先日は大好きな伯父の月命日だった。コロナ禍の期間に亡くした親戚は2人目となる。祖母の葬式にも伯父の葬式にも、何があっても駆けつけるはずだったのに、コロナに阻まれた。飛行機はあった、旅費だって捻出すればどうにかなったはずだ。ただ、3日間のホテ…

デンマークのヤンテの掟

デンマークが大好きだ、北欧文化に関心があるという日本人と話をすると、時折「ヤンテの掟」が出てくる。多くの場合、「ヤンテの掟」は、北欧人は謙虚であるというポジティブな文脈で紹介されることが多い。デンマーク(北欧人)の価値観として紹介されること…

北欧のミライの図書館

" data-en-clipboard="true"> DOKK1の入口付近 最近の北欧の図書館は面白い。昔ながらの図書館は今やオンラインに移りつつあるようだ。本を借りるだけならわざわざ図書館にいかずともオンラインで借りることができる。 " data-en-clipboard="true"> " data-e…

雄大な景色を見た時に感じるあの感情はなんなのだろうか

雄大なノルウェーの雪に覆われた山々、断崖絶壁のフィヨルド、目の前にそんな大自然を見たときに、ちょっとした寂しさを伴う感情を覚える。あの、ちょっとした寂しさを伴う感情はどこから来るのだろうか。悲しいわけではないはずだけれども、ちょっとした寂…

スウェーデン王の公然の秘密を知ってしまった

Atlantic Crossing ノルウェードラマの躍進が止まらない。私の中で。 国営放送が作り出すドラマや映画が、この数年次々に公開されている。特にナチスドイツ占領下の物語が次々に公開されている。ノルウェーの誇りを示す物語として国民から人気を博していると…

皆でつくる社会

首相:「これまでの間の国民の皆さんの御協力に感謝申し上げますとともに、全ての地域で緊急事態宣言を終えることができず、誠に申し訳なく思っております。...自治体と協力し、医療体制の確保も全力で行います。引き続き制約の多い生活で御苦労をおかけいた…

コロナ禍のレミセ公園に行ってみた

新聞の記事で、去年の秋頃にAmager(アマー)にあるレミセ公園に新しい巨人が登場したことを知った。この「おしゃぶりトロール(Suttetrolden)と名付けられた巨人は、すでにコペンハーゲンエリアにある廃材トロール作品の最新版だ。アーティストのThomas Dambo…