職場の人に誘われて、セーリングに。チームビルディングのような位置づけなんだけれど、理由はどうあれ、コペンハーゲンの港出発で船旅なんて素敵じゃない?!もともと、アメリカズカップに興味があったこともあり、実は、スカンジナビアでのセーリングは大好き。腕の立つ人と一緒のセーリング程、エクサイティングなものはない。
事前にボスに言われた言葉、「しっかり準備して、船用の服で来るように」には、少々不安を感じたものの、取り合えず、一番厚めのスキージャケットとスキーパンツを用意していった。真冬用のスキーグローブも一緒に持参。
快晴にめぐまれるも、海に出ると風は冷たい。十分着込んだ身体には、ちょうど良い心地よさ。決して暑くならなかったところが何とも、海上の涼しさを物語っている。
乗船してすぐに、ビールケースが2つとジュースケース1つが、お出迎え。途中で、Maeskに務める船乗り友人達をピックアップして、出航。その後すぐに、Gamle Dansk(デンマークのスピリッツ。慣れないとちょっと苦い。40%)と、ホットソーセージ、チーズが配られた。とりあえず、身体を温める。
すぐに、キャプテンの指示があり、それに従って、帆をあげる。人が数人いないと、帆が揚げられない程の大きな船で、セーリングするのは、初めてだったせいもあり、かなり快感。映画でみるように帆を駆け上がるなんて、本当に体験出来るとは思ってもいなかった。風は冷たく、時折、水しぶきを受けながら、航海を続ける。
いい風が吹いている、とキャプテン。
中盤、Smørbrodとスープが配られた。食べ続け、飲み続け、帆を操作しながらの航海。食べ物がなかったら、完全に冷えきっていたと思う。
内湾に戻り、停泊してから、夕食。3時間の航海は終了した。
夕食は、ポテトと肉で煮たもので、とってもシンプルなんだけれど、最高に美味。
彼曰く、贅沢な航海...だそうだ。