幸せな国デンマーク
「幸せな国デンマーク」という言葉を最近よく聞く。確かに幸せなことも沢山あるんだけれど、1,000人あたりの犯罪発生率を調査した統計で、デンマークは4位だった(日本は、34位)。もちろん単に犯罪といっても幅広く、凶悪犯罪かどうかということも関係してくると思うし、単に数値では見られないことも沢山ある。細くしておくと、殺人などの順位は非常に低い。使われている統計も、98年から2000年の国連データで、10年後の今は、変わっているかもしれない。
それぞれの項目が何位であるかも見ることができるのだけれど、デンマークの若者(15-24歳)の自殺率は、2位フィンランド、10位スウェーデン、11位にデンマークが入っていて、比較的高い(ちなみに日本は13位)。25歳から34歳では、9位になっている(日本11位)。
他の資料に当たっているわけではなく、古い一つの統計に惑わされてはいけないのだけれど、ある一定の指標で測った結果、ということで考えてみると興味深い。