忘れさられないために物語を語る
日本でも最近上映されているWoman in Gold(日本語では「黄金のアデーレ名画の帰還」なんて訳されている)は、最近観た映画の中で秀逸だった。
ちょっとアメリカっぽい印象をうける映画なんだけれども、これを見た時に、欧州におおけるナチの影は、まだまだ消えずに残っているということを改めて考えさせられた。当時ナチス時代の協力者はどこの国にもいて、彼らは多くの国で多数派だった。ナチスの話は、欧州の人たちにとっての急所であり続けていることを、デンマークに来て初めて知った。
時折挟まれるナチス時代のMariaの記憶が苦しく、目を背けたくなる。そして、映像で我々の脳裏に恐怖を焼き付けることは、必要なのかもしれないと思わされた。普通の人が、いかに一部の人を恐怖に陥れいれたか。どちらも被害者なのかもしれないからこそ、語り継ぐことが必要なんだろうと思う。
"I have to do what I can to do keep these memories alive, because people forgets especially the young. "