北欧生活研究所

2005年より北欧在住。北欧の生活・子育て・人間関係,デザイン諸々について考えています.

相手を理解すること

人が理解しあえるというのは、嘘である。相手のことを知ったとしても、それは自分の視点である。完全に相手を理解することも、相手に理解してもらうことも所詮、幻想である。相手を理解しようと不可能なことを試みるから、イスラムキリスト教は交わらない。

例えるならば、毎日の食事を黒パンとチーズで済ませる人に、夏にカツオを求め、秋に松茸や栗を求める心持を説明しようとしても無理なのだ。

相互理解を目指すことを止め、合意点を共に創造すべし。

英語には、Sympathy(同情)とEmpathy(自己移入・感情移入)があることを知った。Sympathyは自分の領域から出ずに他人を思うことで、Empathyは他人の立場になってその人を思うこと。

古いメモより