北欧生活研究所

2005年より北欧在住。北欧の生活・子育て・人間関係,デザイン諸々について考えています.

マルメでタラコ(torskerogn)を手に入れる

マルメでは、キャビアと名前のついている魚の卵類が瓶詰めで売られています。日本で言われるキャビアチョウザメの卵だけだけれど、スウェーデンでは、卵はどれもキャビア。このキャビア、スーパーでは、ほぼどこでも手に入るから、熱々のご飯にのせて食べようとか、お寿司を作ろう、などと思う時には重宝する。まぁ、実は、どれも塩漬けで、味が濃いから一工夫が必要です。
そんなちょっと塩辛い卵だと理解して食べる分にはよいのだけれど、たまには、軽く焼いたタラコのおにぎりとか、明太子とかが食べたくなるのです。

最近、引っ越す前から、存在は知っていたマルメの魚市場(とても小さな家が5軒ぐらい並んでいるのみだけれど)で、新鮮なタラと、タラコを発見。タラは、お鍋に入れたらおいしいんだよねー、とか、タラコはやはり炙りでしょう。などと妄想が止まらない。まさか、生のタラコが手に入るとは想像もしていなかったから、見た時にはびっくり。

マルメに2年間住んでいて、全く気がつかなかったのだけれど、デンマークスウェーデンでは、実は、タラコの缶詰めなども売っているのです。このタラコはもちろん塩辛いので要注意。さらに、先日、デンマークの新聞で、「この時期の美味」として、タラコが特集されていて、調理の方法なども掲載されていました。

どうやら、この時期に魚屋にいくと、比較的、卵が売られている可能性が高いようなのです。生の物と、調理されている物と両方見つけられるのだけれど、残念ながら調理されている卵だと、煮込んでマヨネーズと和えられていることが多い。私個人的意見では、やはりどうしても塩辛いのでございます。

ちなみに、新聞に掲載されていたタラコレシピ。
タラコをゆでる。(この時点で、新鮮なタラコもすっかり乾いたぱさぱさした味に。)
茹でたタラコをバターで焼く。(さっぱりタラコも、非常に濃厚になります。)
根野菜と一緒にオーブン皿に入れて焼く。

いや。。。私は、軽く炙ったタラコを、お茶漬けにして食べたい。