Copenhagen Health InnovationのプログラムCharacteristics of the Danish Healthcare System - Copenhagen Health Innovationに行ってきた。
コペンハーゲンビジネススクールと私がプロジェクトで関わるデンマーク工科大学とが、コペンハーゲンエリアの病院やヘルスケア関連の団体と共同で開催した2日間のワークショップだ。大元は、ヘルスケアとイノベーションをテーマにするEUプロジェクトで、だからこそこんな小粒のワークショップですら資金もEUから出ている。フリーランチとか...。
現在、REACHというデンマーク工科大学の先生と一緒にやっているEUプロジェクトに関わっている関係で、こんな華々しいイベントに時々参加依頼が来る。REACHプロジェクトは、センサーなどIoT関連機器を活用しつつ、健康に不可欠なモチベーションをいかに持たせる仕組みを構築するかなどの課題に取り組んでおり、詳しくは以前の記事を参照してほしいが、意外と面白いプロジェクトになっている。
複雑な医療の世界だからこそ、複雑で解決策が明確にはわからない事柄の課題解決をするための策としてイノベーションの方策が練られているんだなと改めて感じる次第。
今回のワークショップで、現在進行形のデンマークのヘルスケア周りとそこで発生している新しいIT関連の取り組みに触れることができた。全く知らなかったプロジェクトもあり、この5月から走り始めているプロジェクトとか、この9月から走り始めるモバイルヘルスアプリプロジェクトとか…、また改めて調査して報告したいと思っている。
ITのインフラが整い、市民のネットワークやITリテラシーが高くなっているデンマークだからこそ、進めやすいプロジェクトだと改めて感じる。