英語能力をつけるには
英語能力ランキングを公表しているEFがEF English Proficiency Indexを公開した。まぁ、予想通り北欧がトップに出ているんだけれども、よく見るとシンガポールが3位。そして日本は、Lowレベルの49位だ。アジアのフィリピンとかマレーシアとかもトップレベルにいるんだけれども、日本はLowレベル。
昨日、デンマークは北欧の中でも英語能力が高い国であると断言したにも関わらず、トップだったのは3年前の2014年だけのようだ。今年は、スウェーデンにもノルウェーにも負けていた。
なぜ北欧の人々の英語能力が高いのかという点は多くの人が分析している。よく言われる理由は、小国だから。
- 小国だから映画などの吹き替えがなく字幕のみ。だから耳が鍛えられる
- 小国だから現地語の優れた教科書を作れずに大学などでは英語の教科書を使う
- 小国だからビジネスで英語を使わざるを得ない
EFEF English Proficiency Indexの調査レポートを全て読んだわけではないけれども、デンマークは他の国に比べてもちょっと変わった傾向があるんだそうだ。そのうちの一つが英語のスキルは男性の方が女性よりも高い。一般的に女性の方が言語能力が高く、外国語スキルが高いと言われる傾向にある。ただ、これはデンマーク人の英語能力には当てはまらないということらしい。
確かに経験則で考えてみても、男性の方が困難なく英語で話しかけてくるし、継続して英語で話し続けるケースが多い。女性は英語を使ったとしても、機会があればすぐにでもデンマーク語にスイッチする傾向にあるように思える。あえて、仮説をあげるならば、
女性は話すのが好きだから、一番自分が話しやすい言語で話すことを志向する。
男性はプラクティカルに必要だと思ったことをする。
万人に当てはまる学習方法ではなく、個人のモチベーションに沿った英語学習の方法があるんじゃないだろうかと思った次第。