北欧生活研究所

2005年より北欧在住。北欧の生活・子育て・人間関係,デザイン諸々について考えています.

デンマークで宮崎駿をみました♪

芋休暇に始まった宮崎駿の「ハウルの動く城」見てきました。デンマークでは、Det Levende Slotスウェーデンでは、Det levande slottetまぁ、同じようなタイトルですね。直訳すると「生きている城」でしょうか。

Rmjが日本語音声でデン語サブタイトルで上映している映画館を捜してきたので、一緒に見てきました。

感想ですが、ちょっと恥ずかしかった。私、もう純粋にはなれないのかも。キムタクの声も、映像も素敵だったけれど、ハウルの登場の仕方とか、突然「好き」という状況になったりするところ、ちょっと臭くて辛い映画でした。

周りの人に、ナウシカラピュタをイメージしつつ、宮崎の映画は、デンマークのH.C.Andersenの作品のように、一見子供向けなんだけれど、哲学が根底に流れている深い映画を作るんだよ。と言っていただけに、あまりのファンタジーに呆然としてしまいました。

この映画に感動したり、ハウルに憧れる子供にもう一度なってみたい...。

そうそう、旦那の感想ですが、面白いと思ったので少し。
「やっぱり日本の映画だね」だそうです。
例えば、ハウルが結構わがままだったり、ソフィーに「俺についてこい!」という姿は、日本の理想の男性像を象徴しているのではないかという事でした。女の子の側は、おしとやかで、悩みがちで、ちょっとわがままな引っ張ってくれる王子様に憧れ、男の子は、傍若無人に振る舞う、というのがどうも、日本の男女の理想像、として焼き付いているようです。原作が外人の作品でも、だいぶアレンジされているんだと思うよ、だそうです。