北欧生活研究所

2005年より北欧在住。北欧の生活・子育て・人間関係,デザイン諸々について考えています.

トマソンとアトポース

トマソンって知っていますか?

私は、中学生ぐらいの時から、ずっと気になっている、トマソン

はじめは、本屋で見た「超芸術トマソン」という何とも不可解なタイトルの本。ちょっと中をのぞいて、まじめな語り口と何とも不可解な内容とのアンバランスに、ちょっと戸惑った。見れば見るほど、意味がわからないトマソンに、なんだか不思議な力を感じるようになる。
街を歩くのが趣味になった大学生時代、よくトマソンを捜すようになった。

つい最近、Malmoでトマソン発見して、何となく昔の事を思いだしていた時に、偶然不可解なスウェーデン語が紹介されているmuoncom HP に出会った私。その言葉、アポトース。

筆者曰く、「アトポースって何はスウェーデン語でも説明しにくい。場所だけどなんとなく間の場所、捨てられた場所のような空間。このアトポースという言葉はストックホルムの超現実主義会がこうやって超現実研究のために作った。この捨てられた空間の詩的な事を研究始まった。今の所またこのアトポースの研究を始まりそう。」
何となく同じモノをさしているのかな、と思ってみた。再び私の中で、トマソン/アトポース熱が再燃。

ちなみにMalmoで発見したトマソン/アポトースは、旧式電話ボックス。電話ボックスのてっぺんから電話線が引っ張られているんだけれど、その電線の先である電柱は、何にもつながっていない。デジカメ、手に入れたら写真Upします。

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トマソンの定義「使いようがなくて無用になっているけれども、何かたたずまいが変な物」