近藤淳也さんという私が使っているブログ「Hatena」の社長が新ネットコミュニティ論というブログを連載していました。今回で終わってしまい、ちょっと残念です。
さて、近藤さん、最終回では、インターネットによって促進されている「オープン性」について語っています。近藤さんが言いたかった事、ネットコミュニティや、"「人間の意識と意識が距離や時間を越えて繋がった時に何ができるのか」という可能性"といった本筋からは外れるかもしれませんが、人とのコミュニケーションという事を考える時にオープン性というのは、切っても切れない関係にあると、ちょうど考えていたところだったので、まさにタイムリーな話でした。
インターネットは、人を半強制的にオープンにします。例えば、Googleで「私」を検索したら、名前と一緒に、どんな事をしてきているのかという事がすぐにわかってしまいますね。秘密主義の人には、住みにくい社会になってきているのでしょうか。一方、インターネットが全く新しい人とのコミュニケーションをもたらしているのかというと、どうもそうではないのではないかな、と思います。今までもいたけれど、目立たなかった。もしくは、知らなかっただけでしょうか。
というのも、デンマーク人って良く話すんです。特に私の身近な人がそうなのかもしれませんが、プライバシーや自分の情報について違った感覚を持っているようなのです。ここまでは、話さないという事を結構平気でしゃべっている人が多い気がします。学校でも、ペーパー(論文のこと)がアクセプトされなかった、から始まり、自分の収入や家賃の話まで。ただ、自分はこれが好き、こんな考えを持っているというよりは、モノとつながる情報が多い気がします。ちょっと、初対面の人に、ペーパー通らなかったんだって?とか収入の話をされると、驚きます、やはり。