北欧生活研究所

2005年より北欧在住。北欧の生活・子育て・人間関係,デザイン諸々について考えています.

生のクルミ

自然がとても近いデンマークでは、毎日の生活の中で、自然を感じることが多い。ヴェヌーでも、この季節には、生のクルミがお茶請けに出てくる。生のクルミって何だろうと思うかもしれない。クルミは、殻に入っていて、乾いていて、というものしか知らない場合は、イメージもできない。実は、生のくるみは、この時期にしか食べることのできない自然の恵みだ。
韓国では生の栗を食べることがあるという話は聞いたことがあったし、韓国料理として食べたことはあったものの、生のクルミは初めてだった。そもそも、木になっているクルミを見たこともなかった。どんな風にクルミができるのか、考えてみたこともなかったことに今更ながら気づく。クルミの実は、梅の実のよう。梅は、周りの果肉を剥くと種が出てきますよね。種を噛んで中の小さな実を食べたことあります?クルミも似たような構造になっているみたい。梅の種の中の小さな実の部分が、私達が普段食べるクルミの実なのだということを今初めて知った。
あの固いクルミの皮を剥くと出て来るのは、苦い薄皮にくるまれた、白いクルミの実。生のクルミの薄皮は苦すぎて食べられない。でも、とても柔らかいので簡単に剥ける。
ヒュッゲなお茶の時間には、クルミの皮を割り渋皮を剥きながら、口に放り込み、ひとときの会話を楽しむ。
おためしあれ。