北欧生活研究所

2005年より北欧在住。北欧の生活・子育て・人間関係,デザイン諸々について考えています.

デンマーク語の授業がおもしろくない

jensens2007-01-30先生がかなり、デンマーク賛美、贔屓が激しい。ちょっと若め(おそらく30代)の先生なんだけれど、
0)デンマーク料理は世界一だと言う
1)クラスのフランス人ザビエル君(23歳もちろんフランス語なまりの可愛らしいデンマーク語を話す。Hの発音はもちろんしない)と、
2)スペイン人名前知らない28歳かなり笑顔が素敵で、授業中ジョークばかり言っている、
にばかり話しかける。私を含め、他の人達は授業中に発言も出来ない。

そんな話ではなくて...

今回のクラスは珍しくイギリス人が二人、アイルランド人が一人(英語母国語)がいるのだけれど、ちょっとした発見があった。

デンマーク語は、接続詞などの関係で、倒置が起こる事があるのだけれど、先生はそれを、文法用語を使って説明くださる。S+V+Aが、S+A+Vになる...といったように。

これって、中学高校の英語で、K先生に教え込まれた、苦しく甘い(?)思い出がよみがえってくる。「どれが主語でどれが動詞? で、何文型になってるの?!」

ある時、50歳ぐらいのイギリス紳士が質問した。どうやって主語や動詞や形容詞、副詞を見分けるのですか?その素敵なイギリス紳士、今までにも「主語は、どれ?」って聞かれて、動詞を答える。「動詞はどれ?」って聞かれて、名詞を答える。
少なくともクラスにいる二人のイギリス人は相当苦労しているみたい。えこひいき先生は、言う。「英語話すから、第二言語とか、今までに必要なかったのよね、あなた方。デンマーク人は、小さい国に住んでいるという事もあるけれど、子供の頃から、少なくとも二カ国語は外国語を学ぶから....」

デンマーク語も苦労しているけれど、私にとっては、英語も大変苦労したコトバ。それにしても、中高であれだけ苦労して報われたなと思った一瞬。文法重視の英語教育を批判するヒトは沢山いるけれど、私にとって、品詞分解するのは、理解するのにとっても役立っているのです。

私には、他のヨーロッパ人と違って、ニュアンスだとか、直観が働かない。でも、文法や品詞が理解出来るだけで、最悪の事態には陥らないで済んでいる気がしました。