北欧生活研究所

2005年より北欧在住。北欧の生活・子育て・人間関係,デザイン諸々について考えています.

プライドを傷つけた?(またKISSの話)

私の絵の趣味は結構偏っていて,特に抽象画が好き。スカンジナビアでは、公的役所やレストラン、お店...あちこちにアートがあり、こんな絵のある生活は、とても気に入っています。

実は、語学学校K.I.S.S.にも、沢山の絵画が飾ってありました(2005年当時。今はよく知りません)。廊下にも、教室にも....。
私のクラスルーム@K.I.S.S.には、沢山の抽象画が飾ってありました。喜ぶべきところなのですが、実は、これがくせ者。初日のクラスに入った瞬間から、その絵に、どうも嫌なオーラを感じてしまってどうも授業に集中出来ないのです。何枚か絵が飾ってあったのですが、壁一面の大きな絵は、どう見ても、私からすれば,勘違いした画家の絵。センスも何も感じられない!どれも、抽象画なのですが、良くないオーラを感じてしまって、見ていて、気分が悪くなる絵でした(自分で言っても申し訳ないぐらいひどいコメント...)。
しばらくは、何も言わないでいたのですが、クラスメートの一人が画家であるという事がわかり、しばらく彼女の作品の写真を手に、絵画の話題で盛り上がりました。その時に、言ってしまいました。「教室の絵よりも、断然彼女の絵の方が素敵!実は、わたしこの絵あまり良いと思えないんですよね。先生!学校の絵を変えてみませんか?」
その後、Steen先生の私への態度が心なしか冷たくなったのは、気のせいでしょうか....?!(しかも、校長先生だったとはその時には知らなかった。)

で、時期は変わって最近。
知り合いの絵画の修復をやっている人に、オークションに行かない?!と誘われました。「結構、身近なものだし、面白いわよ。そうそう、あなたがいっていた語学学校K.I.S.S.の校長先生、よく来るのよ。」
彼女曰く、彼は良いお客さんで、いっぱしの絵画評論家らしいのです。オークションでも大きな絵をどっさり買っていくとの事。校長室は、高価な絵画で一杯だそうで、彼女が校長室を一度訪れた時には、あまりに高価な絵が並んでいるので驚いたそう。

さて、教室に飾ってあったのは、高価な絵だったのでしょうか。いずれにせよ、私Steenにとっても失礼な事をしてしまった様です。(でもやはりあの絵は好きになれない。)