以前から興味があったのだけれども、予約が全然取れない!ということで行く機会がなかったRelæに偶然予約が取れて行ってきた。New Nordic Cuisineの代表的なレストランで、ニューノルディックがもてはやされた結構初めの頃に出てきたレストランだ。それなりに値も張るものの、いわゆる高級料理店というよりは、自分たちで育てたオーガニック野菜を使い、地に足ついたシンプルな料理を提供するレストランとしての評判を確立している。北欧の自然の恵みを感じるには、とても良いレストラン。しかも、New Nordic Cuisineにしてはお手頃価格。
私たちの料理は、menu#613@Relæ。
スタータで出されたla matta '15 Casebianche, Torchiaraは、オーガニックワインで、ちょっと変わったスパークリング。自分で買うことはないだろうなと思いつつ、一杯飲むぶんには、面白い味。
お通しででてきたタルト。野菜の味がよいし
PIKEと呼ばれる日本にはいないカワマスをコリアンダーなどで味付けした一皿。魚がプリプリで、しかも緑のコリアンダー・ソースが良い味を出している。夏のさっぱりとした逸品だ。
Relæ農場で作られた人参と、黄身で作られたソースで食べる、シンプルな一品。葉っぱの部分も緑の味がしてしかも苦くない。美味しい。
羊肉と夏野菜
ハーブとフレッシュチーズ
バターミルクとチャイブのデザート。
以前のレストラン訪問(「Kokkeriet:美味しい食事 - 北欧生活研究所」)以降、何が美味しい料理を食べて楽しいのか考えている。そして、ここはとても美味しいレストランだった。パンが美味しい、トイレも普通だけれども綺麗。しつこくもなく、気を配っていることが伝わってくる程よいサービス。そして折に触れ「どうだった?」と話を振ってくる。以前に食べに行ったRestaurant Wilhelm (Restaurant Wilhelm:コペン北部の隠れ家レストラン - 北欧生活研究所)の時に感じた野菜の味のパンチはそれほど感じられなかったのが残念だったけれども、それでも素材を大切にしていることが伝わってくる調理とセレクションだった。
ここはゆっくり別の季節にもう一度行きたい。