北欧生活研究所

2005年より北欧在住。北欧の生活・子育て・人間関係,デザイン諸々について考えています.

2017-01-01から1ヶ月間の記事一覧

口頭試問、再び

9月に始まったデンマークの大学の冬学期は、12月末から1月中旬まで続いていたテスト週間を経て終了した。来週からは春学期が始まる。いつも以上に晴れ晴れとした気持ちで春学期を迎えることができるのは、この冬学期の「個人プロジェクト; IT for Parenting…

継承語と多言語多文化教育

(写真: デンマークの図書館。図書館は学習する場所、身体性を生かした学習も含まれる) どうやら日本語を「継承語(Heritage Language)として学ばせる」という動きが、世界各地に住む日本人の中で見られるようになっているらしい(正確には日本人だけではなくて…

家系学とクラウドソーシング

Genealogyという言葉をきいたことがあるだろうか。系図学とか系譜学とか訳されるようだが、「家族の家系を明らかにし家系図を作成する学問」とWikiには記載されている。先祖探しを紐解く鍵としては、家に伝わる古文書などがあればいいのだけれども、国勢調査…

拡張参加型デザインとリビングラボ

フィンランドのアールト大学で参加型デザインの研究をし、現在は、オウル大学に移っているヨハンナさんが「拡張参加型デザインExpanded Participatory Design」と題して研究発表をした。彼女が言っているExpanded Particpatory Designというのは、ITシステム…

IoTと倫理観

ITUの研究者が、CIIDほか2大学と共同で取得した3年間のHorizen 2020 EUプロジェクトVIRT-EU | ETHOS;Ethics and the internet of Thingsのキックオフイベントが実施されて参加してきた。

噂のアレを見てきた

周囲で噂になっているアレを、子供が寝た後に旦那と二人で見に行った。シリアスなファンが、コスプレして、何十時間も待ち行列をつくるアレだ。前回はコンピュータサイエンティストの旦那と字幕なしでアメリカで見た。全然わかんなかった。前々回は、昔の彼…

「熊と踊れ」と安心感の強奪

北欧ミステリーという分野があるようで、近年、なかなか興味深い作品が発表されている。私の能力では、デンマーク語やスウェーデン語でミステリー小説を読みたいという気にはなれないのだけれども、実際に読んで(日本語で)みると現在の北欧の社会問題が下地…

デンマークの郵便事情

年末年始に郵便を出そうと思ったら郵便ポストの投入口が施錠されていた。どうやら新年のお祭り騒ぎで郵便ポストが破壊されることがよくあったからということだけれども、クリスマス後から1月1日にかけて郵便ポストは使えず、配達物は郵便局に届けに行かない…

未来を創る人たち

北欧での社会解決のためのデザイン手法を語る際に外せないのが、王立デザインスクールのKADKチーム。EvaとThomas、そしてJoachimが率いるKADK研究グループは、デザインの切り口で社会課題に取り組み、新しい手法を提案し、社会に問いを与え続けている。共同…

謹賀新年2017

あけましておめでとうございます。 旧年中は大変お世話になりました、そして本年もどうぞよろしくお願いします。